
成果刊行物

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「ちっぽけな島国」。日本についてよく聞かれるステレオタイプだ。「ちっぽけな」は間違い。6852の島、その領海と排他的経済水域の広がりは447万平方キロ、これは世界で六番目に大きい。ロシア、北朝鮮、韓国、中国、台湾のみならず、米国、フィリピンとも国境を接する。これが海洋国家としての日本の事実である。だが、そこに暮らす住人たちの多くは、国境大国たる日本の実像を自覚しえない。過去から現在へと連なる日本の来歴が、周辺地域との関わりのなかで生まれてきたことさえ理解しない。本書では、その「存在の軽さ」に呪縛されつづける、国家の現実を、境界の磁場から一つ一つ解体していこう。。。 (編者より) 本書は、平成21年度からスタートしたグローバルCOE「境界研究の拠点形成:スラブ・ユーラシアと世界」による成果の一つであるとともに、そのコンテンツは北大総合博物館2Fの展示ブースにおいて、随時、再現されていきます。 |
- 編著
- 岩下明裕(スラブ研究センター)
- 発行日・出版社
- 2009年12月18日刊行 / 北海道大学出版会
目次
- 国境の詩(工藤信彦)
- 序 章 「辺境」からの問いかけ(岩下明裕)
- 第一部 海洋国家日本:「呪縛」との闘い
- 第一章 海に広がる国境の島々(山田吉彦)
第二章 離島と国境:行政概史と経営戦略(長嶋俊介)
第三章 北辺国境地帯「北方領土」(黒岩幸子)
第四章 北方領土問題解決試案――北欧のオーランド・モデルから(原貴美恵)
エッセイ 国境幻想:樺太で生まれ育ったものとしての(工藤信彦)
北方領土問題の打開へ : カギ握る戦略的「四島交流」(須藤真哉) - 第二部 国境イニシアチヴ:「辺境」からのまなざし
- 第五章 国境島嶼を考える:小笠原シンポジウムから(田村慶子)
第六章 国境地域の挑戦:自治体主導の「国際政策」にむけて(古川浩司)
第七章 「屋敷まわり」としての小笠原 (山上博信)
第八章 国境島嶼・小笠原の位置取りと国境意識:母島アンケート調査から(佐藤由紀)
第九章 オキナワ・パブリック・ディプロマシー(金成浩) - あとがき(岩下明裕)







